私は英単語を暗記するのが苦手です。
英単語に限らず暗記全般が苦手なんですが、そうは言っても日本語は普通に覚えているのだから記憶力が極端に弱いわけではないと思います。
英語を勉強する上で単語の意味を理解するのは避けて通れません。
特に英検やTOEICや受験など、試験に臨むなら覚える単語は多いですよね。
私が学生の頃にやっていた暗記の方法はよくある単語帳方式です。
片側に英単語を記入してもう片側にその意味を記入して覚えるという方法ですね。
多くの人がこの方法で暗記をすると思います。
でもなかなか単語の意味が頭に定着しませんでした。
その時は覚えたとしても、私の場合時間が経つとすっかり忘れてしまいます。
しかしそれは普通のことなんです。
「エビングハウスの忘却曲線」によると、人間の脳は忘れるようになっているそうです。
参考リンク:忘却曲線 / ウィキペディア
多分、見聞きしたことを全部覚えたままでいたら脳が大変なことになるからでしょう。
強烈な出来事なら忘れないと思いますが、他の些細なことは必要ないと判断して忘れるんですね。
なので、覚えたことを時間が経つと忘れるのは普通のことなんです。
だからといって、試験が近いのに「忘れるのが普通なら安心^ ^」と能天気ではいられませんよね。
どうすれば覚えられるのでしょう。
この特性を理解した上で暗記するコツがあるんです。
このコツを利用して英単語も上手に暗記してみましょう。
エビングハウスの忘却曲線
「エビングハウスの忘却曲線」は「下剋上受験」というドラマで見たことがあります。
受験には暗記が重要になるので、ドラマの中ではこの忘却曲線を生かした暗記をしていました。
もちろんこれは英単語の暗記にも使えます。
エビングハウスの忘却曲線の実験では、人間は情報を記憶した瞬間から忘れ始めることがわかったそうです。
こちらがその忘却を表すグラフです。

忘却曲線(Wikipediaより)
グラフの赤の曲線は最初の記憶の忘却を表し、その上の3本の緑の曲線は復習したときの忘却を表しています。
3日目に復習した後は忘れる割合がかなり緩やかになっています。
つまり復習する度に記憶が定着して忘れにくくなるということです。
そしてエビングハウスが実験で導き出した記憶の節約率がこちらです。
この実験でわかったのは時間の経過で忘れる割合ではなくて、復習するタイミングで記憶が100%になるまでの時間または回数がどのくらい節約できるかというものです。
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
忘却曲線 / ウィキペディア
たとえばある情報を記憶してから20分後に同じ情報を記憶するときは、最初にかかった時間の58%の時間が節約できます。
最初に記憶するのに1時間かかったとしたら、20分後では約25分で記憶が100%戻るということです。
ところが1か月後に初めて復習するときは21%の節約率なので、100%の記憶に戻るのに約47分かかります。
そのため、最初は20分後に復習した方が1か月後に初めて復習するよりも復習の時間が節約できます。
そして何度か記憶を繰り返すとその記憶が定着するようになるため、復習が重要だということがわかります。
確かに英語を習い始めたころはほぼ毎回使うような単語を覚えたので、授業だけでもすぐに復習になっていたこともあって自然に覚えましたよね。
例えば「I(私)」や「You(あなた)」、「this(これ)」などの単語です。
まさかこれらの単語は忘れていま……せんよね?
同じように何度も復習をすればたくさんの英単語を覚えられることになります。
しかも、この実験は意味のない文字の羅列を記憶した実験の結果なので記憶するのに労力を使ったと思いますが、意味のある言葉や単語を記憶するならもっと時間はかからないだろうということです。
なので英単語や授業の復習ならもっと楽に記憶することができるのです。
というわけで、「エビングハウスの忘却曲線」の特性を理解して英単語の暗記をしていこうと思います。
暗記する英単語を準備する
まず始めに、暗記したい英単語をまとめましょう。
単語と意味をノートに書き出したり、英単語の本を利用してもいいですね。
自分の目標に合う単語帳の本を利用するのが一番簡単です。
英検なら受験する級ごとに単語帳がたくさんあるので、自分が一番わかりやすいと思ったものを使いましょう。
高校や大学受験でも専用の単語帳があるので使いやすいものを選んでみてください。
私個人的には英検ならこちらの「出る順パス単」はわかりやすくておすすめです。
音声アプリにも対応しているのでリスニングの練習もできます。
私の場合は、今読んでいる英語の小説に出てくるわからない単語を書き出して一覧にして、意味を辞書で引いて書きこんでいこうと思います。
ちなみに書くことと覚えることは別です。
書けば覚えられるわけではないので、覚えるために書くのは時間がもったいないし疲れるためおすすめしません。
でも今回の英単語を覚えるための手作りノートを作るのは、時間があるならいいと思います。
一語ずつ書く小さい単語帳だと書くのも見るのも大変なので、できればまとめて見られる形式の方がいいと思います。
でも小さい単語帳の方が持ち運びも簡単だしどこでも見られるのがいいという人もいると思うので、形式は自分に合ったものでいいです。
iPadがあれば、ノートアプリに手書きしたり単語の本をiPadに読み込んで貼り付けたりしてまとめておくのもおすすめです。
復習するタイミングを計画する
次に、どこからどこまでを暗記するかがわかるように印をつけておきましょう。
復習するタイミングが大事なので、どの範囲をいつ復習するかがわかるようにしておきます。
本やノートなら付箋を貼ったり日付を書き込み、アプリならメモを書いておくなど。
スケジュール帳にメモしておいてもいいですね。
それからこの方法は何度も復習をするので、ある程度の数の単語をまとめて覚えた方が効率がいいと思います。
今回の方法では100個ずつの単語を用意して一気に覚えて復習します。
一回に覚える時間はかかりますが回数が減るのでこの方が楽な気がします。
でもこれも人によると思うので、小分けにして毎日スケジュールに入れるなど、自分に合う分け方でいいと思います。
エビングハウスの忘却曲線のグラフによれば、3日連続で復習すれば3日目以降の記憶の忘却が緩やかになっているので、3日連続で復習すれば良さそうですが、脳科学を元に考えられた復習のタイミングを紹介してくれている記事があったので、今回はこちらの記事を参考にしました。
参考リンク:記憶のメカニズムから効果的な復習法を考える。/ 税理士ブログ
1日目に英単語100個を記憶し、その1時間後から遅くても24時間以内にもう一度記憶します。
そのときは多分、最初に覚えたときより短い時間で覚えられると思います。
1日以内に復習した後は、1週間後にもう一度同じ単語を復習します。
さらにその2週間後、次はその1か月後、そしてその2か月後と復習するのが記憶の定着につながる理想のタイミングです。
暗記から24時間以内→1週間後→2週間後→1か月後→2か月後
この方法で1週間に100個の英単語のグループを2つ覚えるようにすれば、1か月で800個をスケジュールに入れることができます。
あと2つのグループを足して1か月で合計1,000個にすることも不可能ではないと思います。
1つのグループのスケジュールは3か月くらいかかりますが、順番にスケジュールを組んでいけばどんどん覚えることができます。
目標を明確にして計画を立てて暗記していきましょう。



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