英語にも慣用句のような言葉があります。
英語では「イディオム」と言います。
慣用句とは、2つ以上の単語が組み合わさってその言葉全体で特定の意味をもつものです。
たとえば日本語で「上の空(うわのそら)」は、言葉だけを見ると上にある空のことを指しているように思えますが、この言葉の意味としては
「他の事に気を取られて集中していない様子」
ですよね。
慣用句はそのままの文字の意味とは違った意味をもつ言葉なので、知らないで聞くとなぜ突然そんなことを言うのかな?と不思議に思ってしまうかもしれませんね。
なので、まずは一般的に使われている慣用句を覚えておくといいと思います。
今回は日本語と似ている慣用句を紹介していきます。
日本語と似ている英語の慣用句
a piece of cake
簡単、楽にできること / 楽勝
日本語でも簡単にできることを「朝飯前(あさめしまえ)」と言いますね。
食べることに例えるところが似ています。
例文
How do you do that?
(どうやったの?)
It’s a piece of cake! Watch!
(簡単だよ!見て!)
break a leg
がんばって!
「脚を折る」という意味ではありません。
昔は、ステージに立つ人などに幸運を祈ると逆のことが起こることが多かったため、反対のことを祈って幸運を祈るようになったそうです。
日本語で「骨を折る」が「苦労をいとわず精を出して頑張ること」ですから、脚や骨が壊れることが頑張ることを表すところが似ていますね。
例文
Break a leg, you’ll be fine.
(頑張って。あなたなら大丈夫。)
carrot and stick
良いことにはご褒美、悪いことには罰を与える方法
「飴と鞭(あめとむち)」と同じように使われます。
例文
the government’s carrot and stick approach in getting young people to find jobs.
(若者に仕事を見つけさせるための政府の飴と鞭のアプローチ)
add fuel to the fire
悪い状況をさらに悪くすること
この言葉はそのまま「火に油を注ぐ」ですね。
例文
Please don’t add fuel to the fire.
(火に油を注ぐのはやめて)
oil and water
(二人の性格や相性が)合わない
水と油の順番が逆なだけで、言葉も意味もそのまま「水と油」と同じ意味です。
例文
They’re like oil and water.
(彼らは水と油だよ)
pie in the sky
実現できない夢や現実にはあり得ないこと
「空にあるパイ」が実現できないことを表しているので、日本語の
「絵に描いた餅」と同じような意味になります。
どちらも食べ物で夢を表しているところも似ていますね。
例文
That’s a pie in the sky situation.
(それはありえない話だ)
dig one’s own grave
自分で自分の状況を悪くする
直訳すると「自分の墓を掘る」ですから、まさに「墓穴を掘る」と同じ意味です。
例文
He was digging his own grave.
(彼は墓穴を掘っていた)
wash one’s hands of something
あることから手を引く、見切りをつける
「手を洗う」ことで、あることから手を引く意味になりますが、日本語では同じような意味で「足を洗う」という言葉があります。
例文
I washed my hands of the problem.
(私はその問題から手を引いた)
a slip of the tongue
言い間違える、うっかり秘密をもらす
日本語の「口が滑る」と同じように使われますが、ちょっと言い間違えたときに使うことが多いです。
舌と口の違いはありますが、どちらも言葉が出る所が滑っているんですね。
例文
Sorry, it was just a slip of the tongue.
(ごめん、言い間違えちゃった)
まとめ
英語の慣用句を覚えると、英語の会話に結構慣用句が使われているのがわかります。
英語を話す人の言葉の理解も深まるし、自分で使えると英語のレベルが少し上がったような気持ちになれて、英語がもっと楽しくなると思います。



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